テレビメディアも関知せず
現役にこだわる選手もいます
学生時代のシゴキ、大会ごとに繰り広げられる勝負、忘れられないライバル、ともに闘った仲間
大口のサポーターが必要です
各種のEスポーツ大会をプロデュースする"POLIGON"氏や、WCG日本予選でおなじみの"すときん"氏は、まだEスポーツという言葉がない頃から格闘ゲームで活躍した人でした
そして、これからの日本のEスポーツにとって重要な人は、彼らのように、Eスポーツ出身でありながら、まったく関連しない職業に就いた人です
あ、もちろん、奇跡を信じて宝くじを買うことも忘れていませんが(笑)
億単位のお金が必要とも言われています
よくやったニッポン
さまざまな分野に散り、密やかに実力を蓄え、いざという時に備えましょう
そのWCGの会場はドイツのケルンです
そこで見えてくる事実はEスポーツマンの将来像です
しかし、こうしたゲーム系の職業に就ける人はほんのわずかです
ほとんどのEスポーツ選手たちは、ゲーム以外の仕事に就き、いつしかゲームから離れていきます
私の知る限り、いわゆる3大紙は報じず
2000年ごろからEスポーツという言葉が流通し、日本でもWCGやクェイクコンなどが紹介されはじめてから8年が過ぎました
WCG2006の日本代表の餅A選手は金融系のIT関連企業という堅いところに勤めています
地方紙や経済誌のネタもとになる役割の通信社も音沙汰なし
そして、いつかEスポーツに応援の手をさしのべてください
厳しい状況ですががんばっています
先日のWCGの金メダリスト、イタザン氏はシステムエンジニアです
今回のお話は、いま、Eスポーツに参加している人、かつてEスポーツに参加した人すべてに聴いてほしいと思います
日本のほとんどの人々にとって、Eスポーツの認知度はこの程度です
だからゲームプレイだけで食べていける選手はいません
これは日本のEスポーツを盛り上げる方法としては遠回りかも知れません
いま、ゲーム大会で選手たちのグッドゲームを見るたびに、私はそんなことを考えます
エイジオブエンパイアIII アジアの覇王ではAirlity選手がベストエイト
そういう人間関係が社会で活きてくる
報道記者だけではありません
Eスポーツファンの皆さん、もしあなたがEスポーツやゲームと関係しない仕事に就いたとしても、あなたにはまだできることがあります
2006年10月から連載してきた「Shoot It!」は今回で最終回です
Eスポーツアスリートの皆さん
NOPPO選手は本気でプロを目指すため、単身、スウェーデンに渡りました
彼らは仕事とEスポーツを切り分け、余暇のほとんどをEスポーツに捧げています
まだまだです
将来、企業でトップダウンの指示を出せるようになるまでは、さらに30〜40年の歳月が必要です
なぜいつまでも「準備委員会」の文字が付いているでしょうか
いま、日本Eスポーツ協会設立準備委員会が活動しています
WCGの日本代表として活躍した元4dNのKENNY選手は、オンラインシューティングゲームのインストラクターとして活躍しています
私はいま40代前半
そのためには資本金が必要です
悔しいですが、これが現実です
あと20年、どうがんばればEスポーツに貢献できる人になれるか
韓国ではプロリーグがあるし、欧米では優秀な選手にスポンサーが付き、たとえ引退したとしてもゲーム用ハードの開発などで活躍する人がいます
まあ、それもEスポーツ人口の全体から見ると一握りではありますが
私の周りではゲームライター、オンラインゲームポータル会社に就職した人が多いようです
では、Eスポーツ選手たちはどんな職業選択をしているでしょうか
さすがゲーム大国ニッポンです
そして、Eスポーツに理解を示し続けてください
彼らと話していると、あらためて「ゲーム関連の仕事に就くことがゲーマーの幸せとは限らない」と思います
RED STONEではHappysweetsB(ポッキー選手、チョコバナナ選手)が準優勝で、HappysweetsA(プリン選手、ストロベリー選手)が3位でした
頼もしい限りです
がんばって働いて、出世してください
日本の報道各社の記者たちが少しでも興味を持ってくれたら、WCGの情報を察知してくれたら、きっと話題のひとつとして追いかけてくれたでしょう
11月上旬にドイツで開催されたWCG(ワールド・サイバー・ゲームズ)において、日本が総合成績で78国中の5位になりました
なぜなら、現在、スポーツ関連で活発に活動する協会組織は、そのようなOBたちの支援で成り立っているからです
一口1000円のサポーター会員を募集していますが、目標には遠いのではないかと思います
しかし、企業が大口のサポーターになるためには、企業のトップが協会を理解している必要があります
具体的にどことは言えませんが、スポーツ団体で大会のスポンサーを獲得したり、寄付金を獲得する方法として「おぃ、頼むよ」「よし、わかった」こんな会話で決まる話も多いと聞きます
協会として活動するため、文部科学省あるいは経済産業省に認めてもらうには、財団法人や社団法人になる必要があります
ゲームメディア以外ではまったく報道されませんでした
広告代理店やイベント会社がどんなに上手なプレゼンテーションをしても決まらなかった
Eスポーツに関わって、日本のEスポーツを信じ、将来のEスポーツのために、何かしたいと思う人に
有名選手たちの何人かはゲーム関連の仕事に就いています
進路をゲームに絞る必要はありません
日本人が多いと言われるデュッセルドルフからは列車で3、40分の距離です
同じく元4dNのENZA選手も海外のチームと契約するなど、選手としての活路を模索しているようです
そうならなかった理由は、金融、経済、外交、文化のニュースで忙しい特派員たちにとって、特段の興味を持っていただけなかったからでしょう
日本代表の板橋ザンギエフ選手がVirtua Fighter 5Live Arena部門で金メダルでした
しかし、正攻法でもあります
企業のトップに近づいてください
しかし、トップ同士のあうんの呼吸で決まる
しかし、これほどの大活躍にもかかわらず
日本ではEスポーツがプロスポーツとして成立していません
そこて表題の通りです
現在の立場や上下関係よりも、自分たちの現役時代のつながりを重視して「おぃ」「うん」で話が進む社会があります
2年間のご愛読、ありがとうございました
彼らはEスポーツ選手として、その将来像の理想に近づいています
これが日本のスポーツ団体の、いや、体育会の歴史が作り上げた社会の機能です
過去最高の成績です
もちろん、Eスポーツを楽しむために、仕事とは切り分けている選手もいます
Eスポーツがそうなるためには、現在Eスポーツに関わる人々が、将来に社会でどれだけ活躍するかに関わってきます
日本のEスポーツを盛り上げるために、Eスポーツビジネスを手がける人もいます
秋葉原のPCパーツショップで働き、試合に参加するたびにお店をピーアールする選手もいます
この認知度を上げるにはどうすべきでしょうか
もしあなたが、Eスポーツのファンでありながら、Eスポーツやゲームに関連しない進路を取ったとしたら、ぜひその道でがんばってください
日本Eスポーツ協会が正式に発足するために足りない要素、それはズバリ、お金です
ほとんどのEスポーツ選手は20代、30代
当時、高校生や大学生だった日本の選手たちも、いまや20代半ば、今風に言うと「アラサー」(アラウンドサーティ:30歳前後)などと呼ばれてしまう歳になっています
がんばったニッポン
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