2013年1月22日火曜日

この雰囲気は,何よりも実際に体験してみてほしい。thatgamecompanyの新作「風ノ旅ビト」プレイレポート_

 ソニー?コンピュータエンタテインメントが本日(2012年3月15日)発売した,PlayStation 3用のオンライン配信専用ソフト「」。本作は「」や「」(原題:Flower)を手がけたアメリカのデベロッパthatgamecompanyが開発を担当しており,独創的なグラフィックスや世界観が発売前から話題となっていた。  今回,その発売に先駆けて,本作を体験する機会を得たので,そのインプレッションと,日本版のローカライズ担当者にいただいたコメントをお伝えしていこう。 “ゲームらしさ”が徹底的にそぎ落とされたthatgamecompanyのタイトル  まずは,風ノ旅ビトの開発元であるthatgamecompanyという会社の,過去作について簡単に触れておきたい,IXA RMT。  PS3用のオンライン配信専用タイトルとして2007年にリリースされたflOwは,同名のを元に開発されたもので,arado rmt,ジャンルは「Zen」(禅)と銘打っている。そのゲーム内容は,魚とも微生物ともとれるようなプレイヤーキャラを動かして,周りの生物を捕食し成長していくというもので,コントローラを傾けることでプレイヤーキャラを操作できるのが特徴だ。グラフィックスは非常に記号的で,サウンドにも主に環境音が用いられている。  続く2009年のFloweryは,空中を舞う花びらを操作し,3Dフィールド上に花を咲かせていくというもの。flOw同様,本作もコントローラを傾けることでの操作がメインとなっており,傾けによる視点変更と[○/×/△/□]ボタンのいずれかで前進という,至ってシンプルな操作方法である。  グラフィックスは「花」がテーマになっているだけあって,非常に彩り豊かに作り込まれており,花びらが群れとなって草原の中を駆けていく様は,PS3のスペックを存分に活かしたものだ。  これら2作,そして今作「風ノ旅ビト」にも共通する,thatgamecompany作品の特徴は“言葉による説明が最小限にとどめられている”という点だ。基本の操作方法こそ簡単なアイコンと言葉によって説明されるが,それ以外に言葉が出てくる場面といったら,タイトルロゴとスタッフクレジットぐらいのもの。ストーリーや目的が明確に語られることもなく,いわば,プレイヤーがゲーム内に“放り出される”形になるのだ。  さらに,ストーリーのみならず,ゲームでは当たり前とされている要素もthatgamecompanyのタイトルでは極力省かれている
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